修証義


 修証義というのは、曹洞宗を伝えた道元禅師が書いた仏法の解説書『正法眼蔵』95巻を簡潔にまとめたもので、仏教者の心得を書いたものです。その中で、禅宗でなくても、仏教や宇宙の真理を頼りにするものなら一般に応用できると思われる部分を抜粋したものを、私は人生の指針として拠り所にしています。

 漢文で書かれているお経と違って、仮名も使った書き下し文で書かれているので、意味がわかりやすく、唱えているだけで、心が落ち着きます。いわゆる言霊として心に沁みていくということになります。

 

 私は、この修証義を人生の道しるべにしています。修証義を暗唱して唱えられるようになってから5年余りになりますが、人生が良い形で進むようになったことを実感しています。ダシャーが悪い時には、悪いことが起こることは変わりませんが、その事実の捉え方に変化があって、自分で苦しさを増幅しない傾向になったからだと思っています。

 

 修証義の深い内容について学んでいて、学んだことを要約して、修証義の解説ブログも書いています。私のブログから、最新の修証義の解説ブログを探して、そのブログの日にちの前にある緑の文字の修証義というところをクリックすると、修証義の解説ブログだけが並ぶようにしてありますので、それを一番古いものから順番に読むと修証義の第1章と第2章の解説を読むことができます。興味のある方は是非読んでみてください。仏教の教えの深さと人生を支えてくれる力を感じると思います。

 

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修証義・普勧座禅儀 抜粋
道元禅師の編纂された修証義と普勧座禅儀(座禅のすすめ)の抜粋です。
すぐに唱えられるように、すべてふりがな付きです。
印刷して、半分に折って裏をのり付けすれば、お唱え用の小冊子がすぐにできあがります。
書き下し文なので、読めばわかる部分もあり、あぁ、そうだなぁと思う部分があると思いますよ。
修証義・普勧座禅儀抜粋.pdf
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