人生の方向性


人の生き方には、4つの方向性があります。インド占星術の12ハウスは、その4つの方向性によって4つに分類されています。4つの方向性とは、ダルマ(倫理・宗教)、アルタ(財産・仕事)、カーマ(感覚的楽しみ)、モクシャ(霊的な修行)です。

① ダルマ  ダルマ・ハウス、1室・5室・9室が対応します。

ブラフマチャリアと呼ばれる、師のもとで禁欲して法則を学ぶ  

学生期に対応します。

ダルマ・ハウスに惑星や惑星からのアスペクトが集中している      

人は、高い精神性や宗教性を求めたり、道徳や倫理を重んじる  傾向があります。

② アルタ  アルタ・ハウス、2室・6室・10室が対応します。

グリハスタと呼ばれる、家庭にあって世帯主としての義務を果                                    たす時期に対応します。

財産を蓄積することや仕事・社会活動に集住する傾向がありま     す。

③ カーマ  カーマ・ハウス、3室・7室・11室が対応します。

ヴァナプラスタと呼ばれる、世帯主としての義務から解放され      森林に隠棲して出家の準備に入る時期に対応します。

感覚的欲望の楽しみなどに集中する傾向があります。

④ モクシャ モクシャ・ハウス、4室・8室・12室が対応します。

サンニヤシと呼ばれ、社会から完全に切り離されて一定の住居を持たず遊行者として生きる時期に対応します。

現世的価値観よりも神秘性や霊性に価値観を大事にする傾向があります。