マハー・ダシャーを常識にする会


インド占星術には、人生の大きな切り替わりを予測するダシャーという技法があります。ダシャーは100種類以上あると言われていますが、どの人の人生においても、複数のダシャーが併行して流れています。

その人生の流れを示すダシャーの中で、最も良く作用すると言われているのが、ヴィムショタリ・ダシャーと言うものです。

ヴィムショタリ・ダシャーでは、それぞれの惑星の特徴を持った6年から20年の時期(マハー・ダシャー)があります。それぞれの惑星の特徴を持った時期が、人生には流れていて、人によって、その切り替わりの時期は違っているのです。

例えば、金星期は、ヴィーナスのイメージの通り芸術・音楽・恋愛などを楽しみやすい時期ですし、土星期は、重荷を背負って歩まなければならない時期になります。そのような特徴を持つそれぞれの時期が、自分にいつ訪れるのかを知っていれば、それに合わせて、自分の人生をよりよく送っていくことができます。

そのマハー・ダシャーという運命の大きな流れが切り替わると、今、「これが本当の私なのよ」と思っている自分とは違った自分が現れてきます。

世の中には、結婚した直後にマハー・ダシャーによる運命の大きな流れが切り替わったために、その新しい自分には何故この相手を選んだのかわからなくなって離婚に至るという人もいます。

変化を求める活力が満タンの時期に転職を考えたんだけれども、すぐに活力がなくなって新しいところで頑張るパワーがなくなってうまくいかない人もいます。

音楽で何かをしたいと思って飛び出したけれども、その後にすぐに自己表現ができない時期が来てしまって、夢が成就できなかった人もいます。

そのような重大な変化をあらかじめ知ることで、人生の選択をより良くできるようになります。

このマハー・ダシャーの切り替わりが、世の中に広く知られるようになって、より時期にあった生き方ができるようになればいいなと願っています。