御岳山の宿坊静山荘に泊まって、滝行をしてきました。
静山荘というのは、御岳山の宿坊で、滝行コース、瞑想コース、断食コースの宿泊をやっていて、滝行コースは、滝行2回と2回の瞑想&クリスタルボール・ヒーリングが体験できます。
15時までにチェックインをして、15時から説明を受けてから出かけます。
御嶽神社に登る階段の袂で礼拝してから、山道に入り、30分歩いて、七瀬の滝へ。
滝の近くにあるテントで白衣に着替えて滝へ。
女性は、短めの白襦袢の上に、少し長めの白上着を着ます。
男性は、白ふんどし姿。
神主さんがお唱えをしてくださって、その後、一緒に拍手。
左手を下にして、右手を上から重ねて、その中に自分の魂を入れて、上下に振ります。
これを、ふりたま(振り魂)と言います。
丹田に力を込めて、その手のまま、気を入れます。
左足を前にして、船を漕ぐような形で気合をいれます。
エイエイ エイエイ エイエイ エイエイ エイエイ!
そして、振り魂。
右足を前にして、船を漕ぐような形で気合を入れます。
エイホ エイホ エイホ エイホ エイホ エイホ!
そして、振り魂。
もう一度、左足を前にして、エイエイ エイエイ エイエイ エイエイ エイエイ エイエイ エイ!
振り魂をして、最後にズンと丹田に気を込める感じで止めます。
いくたま~(生き生きした魂) たるたま~(満ち足りた魂) たま~たまる~たま~
うみの~たかさきのみこと~ と唱えます。
そして、深呼吸をして、天を仰いで、丹田に気を入れます。
エイっと滝に向かって気合を入れてから、滝に入ります。
水に打たれている間は、振り魂をし続けます。
滝の後ろの岩壁にお尻をつけて、水を浴びます。
そして、岩壁にもたれかかって、頭から顔に水を浴びながら、身体の力を抜いて、水の落下に委ねます。
身体の外の穢れが流れていきますように。
心の内の穢れが流れていきますように。
そして、空っぽになりますように。
2回目の方が、水の中で、身体の力を抜けるようになり、委ねられた感じが増しました。
自然の中で、生かされている感覚。
厳しさもあるけど、優しさももって、すべてを育んでくれている自然。
水は冷たいけど、船を漕ぐようにして気合を入れたせいか、身体の中は思いのほか温かくて、爽快な感じです。
清々しい!
滝行のイメージって、気合が必要な苦行系だと思っていたけど、実は、委ねの修行のような気がします。
ヨーガの先生は、滝行というのは、正中線を作り、呼吸をコントロールする目的で本来はやる修行だと教えてくれました。
滝の中でも、鎮まった心で、鼻から静かに呼吸ができることを確認し、重力ラインに沿って落ちる滝の水に身を任せることで、正中線が綺麗に立ち上がるという感覚を学ぶ修行だということです。
そのためには、正中線が立ち上がると身を任せるが一調子でできるレベルになっていないといけないそうです。
夕食後と朝食後に行われる瞑想では、呼吸を整えて、丹田で、自分の気と地の気と天の気が混ざって、清らかになっていくことをイメージします。
本来あるべき人間の状態になれるよう誘導してくださいます。
そして、良い気が自分から広く放射されますように・・・・・・
その後、横になって、クリスタルボールのヒーリングタイムです。
クリスタルボールは、本来人間のチャクラを開花させる目的で作られたものだそうですが、グアングアンと揺らぎのある響きは、全ての細胞が振動して活性化する感じです。
私の場合は、何故か、顔が動く、動く。
やったことがないぐらい大きく口を広げてみたり、笑った時に膨らむ頬骨を思いっきり引き上げてみたり。
変顔が止まらない、そんな動きが次々と自然に起こって、顔が固まって、凝っていたことに気づかされました。
顔をほぐして、心から笑顔を作れるようになりなさいと言われているようです。
このところ心の奥深くに気になることがあって、表情が固まっていたので、リラックスして素敵な笑顔になりなさいという身体の反応だったんでしょう。
滝までの行き来が、山道約一万歩なので、くたびれましたが、何だかすっきりした感じです。
シータヒーリングのイントゥイーティブアナトミーという身体全体を学ぶコースを受講中で、それぞれの器官や臓器に溜められているものを浄化する流れにありますが、自分のやっていることを眺めていると余程浄化されたいんだねと思ったり。
ふとダシャーを見てみたらアールドラーという浄化のナクシャトラが作用していました。
アールドラーは、嵐の神ルドラ神に関係するナクシャトラなので、だから、滝行だったのねと思ったことでした。