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浄化のプロセス?!

前々回のブログで、ヴィシュヌの日(ヴィシュ)について書きました。

415日ヴィシュの朝、起きた瞬間に、至高なるものの写真を眺め、その微笑みに微笑み返し始まりました。

顔を洗って、祭壇にお水とお線香をお供えし、礼拝とマントラを唱えることからスタートしました。

そして、何かを始めるのにも良い日だということで、修行(サーダナ)を真面目にやろうと決意しました。

家族がいるのと自分の事情とで、なかなか毎朝取り組めないことも多いのですが、朝できなくても、できる時間にやるという形で、過ごし始めました。

 

インドの聖者アンマの高弟スワミ・プールナアムリターナン・プリが、毎週土曜日の1830分~1930分に、アンマのところでチャンティングするシュリー・ラリター女神の千の御名の解説をしてくださっています。

(日本MAセンターのホームページから申し込めば、聞くことができるようになります)

スワミジ オンライン・プログラム申込フォーム | スワミジ クラス(ライブ)物の豊かさ、霊的進歩のマントラ「ラリターサハスラナーマ」 | 日本MAセンター MA Center Japan

 

そのお話でも、今、バーラーと言う少女の女神が、バンダースラと言う悪魔の30人の息子たちをやっつける決意をしたことをラリター女神が喜んでおられるというところに差し掛かっています(マントラ74)

30人のバンダースラの息子達と言うのは、私たちの悪い習慣(感覚器官で得られる体験)のことを意味していて、それは、1ヶ月30日間、色々な邪魔をしてくるから、その影響を受けないように、毎日サーダナをすることが大事だというお話で、修行を毎日することが大切ですよというメッセージが、畳みかけるように降り注いできている時でもありました。

 

武術的身体操作でヨーガをやるという特殊なヨーガ、ラージャ・ヨーガと言うものをやっているのですが、半身(はんみ:身体の中心を動かさずに、身体半分だけを割って動く)になって、その後肋骨を一本ずつずらして片方の手を後ろまで持っていくというのを練習していて、上半身が前後とも、身体が割れるべきところが割れかけている時に生じる痛みがありました。

ただ、その痛みが、ラージャ・ヨーガに取り組んだためだけとは思えない状態になってきて、何だろう?と思っていたら、発疹が出てきました。

わ~、帯状疱疹になっちゃったかも?と思いました。

 

帯状疱疹と言うのは、水疱瘡(みずぼうそう)のウイルスが、治った後も身体に潜んでいて、それが、身体が弱った時に、ある神経に沿って吹き出し、身体の片側(右か、左)に発赤や水ぶくれをもたらす病気です。

長年、病院薬剤師をしてきたので、帯状疱疹の患者さんの多くに接して、この病気は、過労とか、ストレスが酷い時に起こる病気なので、入院したんだから、ちゃんと休んでくださいねと言ってきました。

無理し過ぎちゃったかなとも思いましたが、折角修行を真面目にやろうと思った矢先だったのに、何故ブレーキを掛けるんですかと言う思いもありました。

 

私のチャート(ホロスコープ)には、マグロのように、泳ぐのを辞めたら死んじゃうというような機動力を持つ惑星配置があるため、頑張っている訳じゃないけど、休養することができない特徴があります。

ですから、自由業なので、自分の決めたスケジュールですけれども、常に締め切りに追われたように作業をやり続けているという状態がありました。

そして、パソコンの前のデスクワークで終始することもできる生活に、3年前から習慣化した毎日一万歩ウォーキングを雨の日も、風の日も、暑い日も、寒い日も、休まずに続けてきたのも、健康には良い部分もあったとは、思いますが、身体には負担だったのかもしれません。

 

帯状疱疹かもと思って、皮膚科を受診して、薬を貰って服用しましたが、病気の勢いが強くて、患者さんでも、なかなか見たことがないぐらいの発疹とびらんと水疱とで、3日間は、家の中をそろそろとしか歩けない日がありました。

起きている間中、痛みがあるので、起き出して12時間活動をすると疲れてしまい、横になるという状態で、午前・午後お昼寝をして、それでも、夜は不思議と眠れるほど身体は休養を必要としていました。

痛みを感じている私は、私ではありませんと心の中で唱えては、痛みと自分を切り離そうとしてみたりしますが、なかなかそうもいきません。

沢山の患者さんの相手をしてきましたが、経験してみないと本当の意味では分からないというのは、このことでした。

体調に合わせて過ごすしかないという経験をして、身体の弱い人は、常に、身体に合わせて生活している人もいるんだろうなと言うことに、初めて考えが及んだりもしました。

 

横になっている時間に、自分の気づいていない心さんと対話する誘導瞑想を聞いてみたりしましたが、占星術的な自己理解もあるのに、なかなか声の小さい心さんの声が聞こえてきません。

そういう心さんを無視して生きていることも、自覚する機会になりました。

そういう心と向かい合うことに取り組むには、心の水面が平らにならないと難しいそうです。

水面が平らになると、頑張らなくても、自然に見えるようになるそうです。

私のチャートには、常に台風があるので、その水面を平らにするというのが、非常に困難だから、声の小さい心さんの声が簡単には聞こえないのかもしれません。

 

私のダシャー(インド占星術の時の流れ)では、2つのダシャーで、アンタラ・ダシャー(マハー・ダシャーと言う大きなダシャーの中の細かいダシャー)が、今、火星期です。

火星は、アセンダントから見た支配は良くて、機能的吉星になっていて、インド占星術的には、凶星の影響もないのですが、火星から見ると最悪に結婚運の悪いチャートで、あなたの火星のところにアセンダントがある人が来たら、結婚はしない方が良いよと言っちゃうかもと言われたほどの状態になっています。

今まで、火星が作用する時期には、そこで経験すべきことを体験して、色々と辛い思いもしてきました。

今は、そういう意味では落ち着いていますが、それも、インド占星術や色々な教えを学ぶことによる人生の仕組みの理解が深まったためだと感じています。

 

そして、水星・火星・海王星がグランド・トラインを形成しているため、惑星は120度アスペクトをすると、深い意識・晩年を見るナヴァムシャ(D-9)でコンジャンクションする仕組みがあるため、水星・火星・海王星はナヴァムシャでは、コンジャンクションしています。

そのため、水星は粘膜や皮膚、そして神経を表す惑星で、火星による炎症性の影響と海王星の深い部分からの病気をもたらす力を受けて噴き出したのが、今回の病気と言うことになります。

そして、帯状疱疹のようなウイルス病には、ケートゥが絡むことが多いのですが、トランジットのケートゥが、私の天王星に影響をしていて、突然の変化をもたらしたようです。

トランジットの火星・土星も、私の身体を表すところに影響を与えていました。

 

帯状疱疹は、整体の12体癖の中で、捻じれ体癖の2つで多く見られる病気です。

左右の坐骨に均等に体重を乗せるのが、難しく、しかも、床に当たる坐骨の角度がずれている私は、典型的な捻じれ体癖です。

そして、整体的には、皮膚へ噴き出す発疹は、毒が出てきていると考えます。

元々、左半身に、今生だけで作ったとは思えないような過去世からの澱(おり)が溜まっている体感があり、それが、左半身に色々な病気をもたらしてきましたが、これもその一つで、まさに澱の体感の端っこから噴き出たという感じです。

整体師さんには、発疹が酷いということは、まだ、それだけ体力があるということですと言われました。

だったら、出るだけ出た方が良いのかなとも思いながら、自分の身体を眺めています。

 

自分から休むことができない私に、強制的シャットダウンが起きたということなのでしょう。

平気で毎日一万歩を歩いていた私が、バス停からの道のりをそろそろ歩くことしかできず、最低限のことをしながら過ごす経験をしていますが、すべての体験には意味があると思うので、今後の変化が楽しみでもあります。

 

皮膚の痛みは薄らいだけれども、皮膚の張り感と何とも言えない重苦感、そして、時々襲ってくる激しい神経性の痛みがあり、それがあっても大丈夫なぐらいの集中力を得なさいと言われているようでもあり、生きることは苦だから、感覚の世界を超越しなさいと言われているようでもあります。