昨日八王子の今熊神社にお参りしてきました。
八王子と言っても、あきる野市にほど近いところで、のどかな田園風景の広がる良いたたずまいの場所にあります。
八王子駅北口からバスで35分、今熊バス停から歩いて20分のところに遥拝殿があります。
御祭神は、須佐之男命(すさのおのみこと)と月夜見命(つきよみのみこと)です。
男神を祀っているのもあって、千木の様子が独特です。
今熊山の麓に遥拝殿はありますが、その山頂に奥の院があります。
登り口からしばらく行くとここから神域と言うところがあって、石の段々も一段一段が高くて、結構登るのが大変です。
森には若い杉が多くて、独特の根っこが転がっていたり、南天が実っていたり、ススキがふわふわになった穂を揺らしていたりして、カサカサの落ち葉が積もって冬の森の風情が素敵でした。
登って頂上に近づいたところには、小さなお稲荷さんもあって、昔の人はこの山自体を信仰していたんだなと感じます。
たった500メートルの高さの山ですが、階段が自然のままになっていて、良い運動でした。
奥の院は、1700年代後半に建てられたらしいのですが、江戸後期には、行方不明者を探す関東の呼ばわり山と称されて有名になったところだそうです。
建物は新しく建てられたものになっていましたが、その裏にはその歴史を感じられる風情も残っていました。
良い天気に恵まれて、良い気と冬の空気の冷たさと太陽の温かさを感じられて気持ちの良いひとときでした。
今年は和装と縁ができて、着物が着られるようになったんだから、初詣は着物でとも思いますが、密を避けてとか、色々と気遣わなければならないことも多くて、そう言う意味では、よいあらかじめ参拝となりました。
神様、自然さん、今年も守ってくれてありがとう。来年も精一杯生きますから、見守ってくださいね。
