昨日、ウォーキングの途中で、マコモダケを栽培・管理されている方に出会いました。
マコモダケと言うものを食べたことはありましたが、こんな葉や穂で、こんな形で実るものだとは知りませんでした。
お料理屋で食べたマコモダケは、たけのこに似た適度な触感とほのかな甘みがあって、大変おいしいと思いました。
出雲大社では、毎年6月に真菰の神事が行われているそうで、昔から、神事でよく使われてきたという波動の高い植物のようです。
マコモダケが黒く変じたものからは、黒い顔料(マコモズミ)が取れて、それがお歯黒や眉墨、漆器の顔料などにも使われているそうです。
原種と改善種の両方を育てているらしく、こんな感じで花が咲くのは珍しいことなんですよと仰っていました。
何かの縁だからと原種と改善種を少しずつ分けていただいて、お風呂に入れても良し、お茶として乾燥しなくても生で飲んでもおいしいと言われたので、細かく切ってお茶にしてみました。
イネ科特有の青い香りとほの甘さもあって、清浄な朝のお茶が楽しめました。
最近、Picture Thisと言うアプリに嵌まっていて、珍しい植物の花や実に出会うと、そのアプリを立ち上げて、写真を撮ります。
すると、画像から何の花か、教えてくれるんです。
少しずつ名前のわかる植物が増えてきています。
一つの植物が咲き始めて、散っていく。
そして実がなる。
日々の生活の中で、季節の移り変わりを以前より微細に感じるようになってきています。
いつも歩かないところを歩くと、珍しい植物に出会うだけでなくて、土地の場やそこでしか出会えない人に出会えるのも楽しいですね。