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【小田原市】歴史と文化の香るまち散策コース

 

アンマの直弟子スワミジの芦ノ湖スピリチュアル・リトリートの帰り道に、あるくと(aruku)の小田原駅周辺を巡る『歴史と文化の香るまち散策コース』を歩いてきました。

 

 

 

箱根近辺は、台風の影響で、まだ道が分断されているところもあり、桃源台と箱根湯本駅や小田原駅までの直通バスはありません。

 

そのため、行く時は3つのバスを乗り継がなくてはならず、思っていた時間より小一時間遅れて到着ということがありました。

 

帰りは、桃源台から海賊船で出る方法があるということで、観光がてら海賊船で、箱根町港に出て、そこからバスで小田原駅に向かいました。

 

そうしたら、今度は、直通でバスは通じているものの、113日は、ちょうど箱根大名行列の日だということで、大渋滞です。

 

大名行列の通行規制のために、箱根湯本駅には着けずに、一つ前のバス停から歩いてもらう可能性がありますとのことでしたが、何とか箱根湯本駅には到着できました。

 

 

そこから、箱根登山鉄道に乗って、小田原駅の一つ手前の箱根板橋駅で降りてスタートです。

 

箱根板橋駅から西へ歩いて、東海道新幹線と東海道線の線路をくぐり、国道135線を渡って少し行くと、早川口遺構があります。

 

早川口遺構は、国指定の史跡で、二重外張と呼ばれる土塁と兵を二重に配した構造になっていて、この付近に出入り口である虎口があったと考えられています。

 

この遺構は、小田原城総構の南西に位置していて、北条氏が、豊臣秀吉との合戦に備えて、天正18(1590)までに、小田原城とその城下を囲う周囲約9㎞にも及ぶ大規模な空堀と土塁を築いたものの一部だそうです。

 

低地部で見ることのできる数少ない土塁跡の一つだそうです。

 

 

そのまま西に向かうと、小田原文学館・白秋童謡館があります。

 

その道の途中には、白秋の歌が書かれたパネルが設置されていました。

 

小田原文学館として使われている洋風建物は、元宮内大臣田中光彰伯爵が建てた三階建ての本館と木造平屋建ての管理棟からなっています。

 

平成6年に、小田原の出身やゆかりの文学者にまつわる様々な資料を展示する小田原文化館に改築されました。

 

別館の白秋童謡館には、童謡や詩集で有名な北原白秋の資料が展示されています。

 

北原白秋は、熊本生まれ、福岡育ちですが、30代の頃に、小田原でしばらく過ごしていました。

 

その頃、童謡の創作を始め、しばらくして長男が生まれると、童謡に対する思いは膨らんでいきました。

 

この頃、愛する子供に自ら歌って聞かせるための作品作りが、白秋の童謡創作のモチベーションでした。

 

ちょうど4時で、夕方の鐘がなりましたが、白秋の童謡『ゆりかごのうた』でした。

 

この曲は、私も子供たちを寝かせつけるときによく歌いましたが、今は孫を寝かせつけるときにも歌います。

 

ねんねこ ねんねこ ねんねこよ~ ♪

 

 

その後は、北に向かって、小田原城址公園へ。

 

たもとには、藤棚やお堀の蓮など、季節だったら素晴らしいだろうという公園になっています。

 

昭和35(1960)に天守閣が復興され、次いで常盤木門、銅門、馬出門も復元されました。

 

天守閣は、平成の大改修を終えて、平成285月にリニューアルオープンしました。

 

小田原駅の東口に戻って、コースクリアです。

 

 

今年のリトリートは、スケジュールが変更になった隙間時間に、芦ノ湖キャンプ村を散策する時間もあって、帰りには良い道を歩いて、スワミジの温かい波動と自然の豊かな癒しとの両方が堪能できる有意義な時間でした。