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セミの幼虫の背中が割れました

 

この前の日曜日は、ラージャ・ヨーガの立禅講習でした。

 

立って、自然に降ろした手を少し背中側に落とした状態から、自然な軌跡を通って手を持ち上げていき、身体の前で手の平を前に向けて、円を作る形に持っていく。

 

先生は、かなりの高さまで持っていっていましたが、自分のできる高さで良いよと言われました。

 

最初は、手を持っていく軌跡が、途中から途絶えて手を前に持っていくことができなかったけど、肩甲骨を大きく回してと言われてやってみたら、背中の甲羅がパリっと割れました。

 

 

 

セミの幼虫、背中が割れた! パリって言ったよと言ったら、笑われちゃいました。

 

肩甲骨から腕を動かすというのは、ずっとやってきていたのですが、セミの幼虫の背中がパリっと割れた感覚でした。

 

今までにない背中の解放感!

 

何て、楽なんでしょう!

 

左右の肩甲骨を片一方ずつ上下に動かす時に、今までは繋がっているものが伸びてずれているという感覚だったのですが、別々のものが動くという形で、今までになく大きくスライドさせることができます。

 

 

 

そう言えば、胸を少し開けるようになった時も、そうでした。

 

元々オープン・ハートな方だと思っていたけど、実は、胸はきっちり閉じていて、解放されるには程遠い状態です。

 

胸が、少し開く気配が出てきて、経験したことのない解放感を知って、オープン・ハートと言うのは、この先にある格の違う開放感のある世界なんだということが、垣間見えるようになりました。

 

ちょっと開く気配がしただけの状態ですが、それでも、今までに経験したことのない気持ちの良い感じがします。

 

合理的に動かせる身体に近づいていけば、生きているだけで快適で幸せと言う世界があるのが想像できます。

 

そして、オープン・ハートだと思っていたのは、単に、オープン・マインドだったんだと言うことに気づくことができました。

 

 

 

私のチャートには、ラージャ・ヨーガの才能を表す惑星配置がほとんどなくて、仲間が新しいエリアに突入した時の言葉を聞いて、あぁ、そう言う世界があるんだなと思って、それに憧れを抱きながら、ゆっくりと歩んできました。

 

ラージャ・ヨーガに出会って9年目ですが、誕生日から誕生日までの1年間を見るチャート(ヴァルシャファラ・チャート)で、ラージャ・ヨーガの惑星配置があった年に、初めて気づきが訪れてという形で、亀の歩みで進んできました。

 

5年が過ぎて、ラージャ・ヨーガで何を先生が教えようとしていたのかに、やっと気づいた時に、あの状態で辞めなかったのは偉かったと、滅多に褒めることのない先生が、そのことだけは褒めてくれました。

 

私は、固着星座が強いので、自分がこれと思って始めたことは辞めない傾向はあるのですが、それが良かったようです。

 

才能も大切だけど、諦めないということも大事なんだなと実感します。

 

 

 

こうやって、思ってもみなかった世界が、少しずつ開けていくのが、楽しみな今日この頃です。