昨日、東京国立博物館で開催されている東寺の空海と仏像曼荼羅を見にいってきました。
東寺には、2回訪れましたが、国宝になっている仏像は、見せていただけないものも多く、普段は見られない仏像たちも、展示されるということで楽しみにしていました。
混雑すると聞いていたので、10時には会場に着くように朝から出かけたので、割とスムーズに見ることができました。
見学を終えて、お昼頃外に出ると長蛇の列で、入場するまでに40分待ちとのこと、平日でも凄い混雑だと驚いたことでした。
空海は、難しい仏教の世界を曼荼羅と言う形でわかりやすく示そうとしましたが、この東寺の立体曼荼羅は、その最も典型的な形だと言えるでしょう。
東寺では、並列で展示されている仏像を立体曼荼羅になるように配置して展示してあったりして、なかなかの迫力でした。
普段は前からしか見ることのできない仏像が、後ろに回ったりして、色々な角度で見られたり、仏像の身体のありようを体感的に感じることができました。
仏像の表情もそれぞれで、惹かれる表情のものもありましたし、仏像の正面に立って、身体の中心を合わせて見た時に、この仏像とは繋がる感じがするというものもありました。
空海の作り上げた曼荼羅の世界も素晴らしいですが、この時代に仏像を作った仏師たちの身体の素晴らしさを感じるひとときでした。
館内は、撮影禁止なのですが、帝釈天騎象像だけは、撮影して良いことになっていて、良い記念となりました。