内なるオアシスを見つけるには

 

アンマの高弟シャンタジの講演会に行ってきました。

 

お題は、『内なるオアシスを見つけるには』と言うことでした。

 

簡単に語れる話ではないですが、その一端を書いてみたいと思います。

 

 

 

200万年以上前、黄金時代と言われた時には、内面の平安は当たり前でした。

 

5000年前ぐらいから、カリ・ユガという物質主義の暗黒の時代が始まり、物質的なものには恵まれていますが、心の内面が貧しい時代になりました。

 

現代社会では、心が栄養失調で、砂漠のようになっていて、心の中は一人ぼっちで砂漠をさすらう人のようです。

 

その中で、心の渇きを癒やすためのオアシスを求める人も増えてきました。

 

内面の渇きに気づいている人だけが、今日のような講演を聴きに来ると言うことになります。

 

 

 

シャンタジは、1990年にアンマに出会った後、半年間ハワイに住んでいたことがありました。

 

ハワイの観光牧場で勤めていて、サーフィンや射撃などを楽しみに来る人のお世話をしていたそうです。

 

給料も良いし、友人もいて、最初は、お金・立場・所有物など外のものに関心が向いていて楽しかったのですが、12ヶ月で実家に帰りたくなったそうです。

 

いくらお金や物質的なものに恵まれていても、内面の満たされなさに気づいてしまったら、スピリチュアルな方向に人生を転換するしかなくなると言うことなのでしょう。

 

 

 

世俗的な約束は空約束です。

 

所有物によって本当に満足している人はいるでしょうか?

 

利便性・快適性を求めて生きる人は、心配事も悩みも増えてしまいます。

 

それを失わないために、恐れを抱きながら生きていると言うことは、蜃気楼の幻影のために生きているようなものです。

 

 

 

人の心は移り変わっていくので、俗世の愛はなくなるものです。

 

それをシャンタジは、たとえ話で話してくれました。

 

 

 

グルに、瞑想している時に、美しい女性が出てきて困ると悩みを訴えた人がいました。

 

そうすると、祭壇に置くようにとグルが何か包みをくれました。

 

家に帰って開けてみると、自分を悩ませているような美しい女性の姿をかたどったものが出てきました。

 

訳もわからず祭壇の神様の隣に置いて、それを熱心に拝みました。

 

その人は祭壇に向かって瞑想しながら、神様とその女性に向かって礼拝しました。

 

瞑想の時間にも、その女性と一緒に過ごす時を妄想したりしていましたが、ある日、一緒に歩いていた時に、素敵な男性とすれ違ったら、その女性はその男性に気が惹かれて、そっちに行ってしまいました。

 

そしたら、心は平安どころか、乱れまくって落ち着かない状態になってしまいました。

 

そのことがあって、その人は、グルが何を意図していたかに気づきました。

 

世俗の愛は移り変わってなくなるものだと言うことです。

 

そのように、グルは気づくための題材を与えてくれますが、何が大切なのかは自分で気づくしかないと言うお話しでした。

 

 

 

でも、アンマの示している神聖な愛、利他的な無私の愛はなくなりません。

 

 

 

そして、内面の平和は、苦痛の後にやってきます。

 

それが納得できるようになると、苦痛は人生では避けがたいものですが、苦痛がやってきた時に、チャンスだと思えるようになってきます。

 

 

 

(砂漠の中に&心の中に)オアシスは、どうやって生まれるのでしょうか?

 

砂漠には、帯水層という地下水面があって、それが地面に近いところがあります。

 

それが、砂漠の強い風で砂が削られて低地ができ、そこの帯水層が地面に近いところにあるとオアシスができます。

 

①人生の困難や試練による凄まじい恐怖が必要です。

 

②砂漠の中で、低地になっている必要があります(心が謙虚になっている必要があります)

 

③そして、水が沁み出て来るためには、地下水面が地面の近くにないといけません。

 

 この地下水面と言うのが、心の中に眠っている愛と思いやりです。

 

この3つが揃った時に、オアシスは生まれます。

 

 

 

困難があったときに、人のせいにしてはいけません。

 

アンマのお手本から学んで、自分自身のオアシスを内面から見つけなければいけません。

 

そして、その先には、自分自身がオアシスになるための道のりがあります。

 

 

 

辛いことが訪れたときには、アンマがお尻をつねっていると思いましょう。

 

人それぞれヴァーサナーと言う、この世に生まれてきた時に持ち込んできている性癖、心の癖というのがあります。

 

それが、インド占星術のホロスコープに現れているものです。

 

それは、怒りっぽいとか、いつも食べもののことを考えているとか、焼きもちを焼きやすいとか、そう言う個人の性質です。

 

教養や忍耐力、人の言うことをよく聞いて上げられるとか、プラスのヴァーサナーもあります。

 

精神力があるかないかも、ヴァーサナーによるものです。

 

ヴァーサナーは人それぞれですが、それぞれの人が向かい合わなければならない課題なので、マイナスのヴァーサナーからは逃げずに取り組まなければなりません。

 

アンマの助けを借りて進んでいけば、すべてのヴァーサナーが力を失って、苦しみが退くことになります。

 

内面にある自分の力を信じて、進んでいきましょう。

 

 

 

そのためには、完全なるオアシス人間であるアンマの助けが必要です。

 

アンマをお手本に進んでいけば良いのです。

 

529日~531日に、アンマが来日されます。

 

その時が、本番です。

 

内在するエネルギーの泉が溢れますように・・・・・