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子供が持ちたいなら知っておきたいこと

 

今日は、9月から受けてきた中医学上級講座の最終講義でした。

 婦人科領域、月経病・不妊症の話でした。

 不妊症のことを中医学では、不孕と言います。

 

中医学の古典『黄帝内経』では、女は7の倍数、男は8の倍数の年齢で身体が変化していくと考えています。

 

女性の場合、7歳で永久歯に生え替わり、大体14歳で初潮が来て、21歳で女性の身体ができあがり、28歳で女性として身体が最も充実すると考えられています。35歳になると容姿の衰えが見え始め、髪も抜けやすくなってきます。42歳で白髪が目立ち始めて、49歳で閉経すると言う流れになります。

 

つまり、女性の生殖能力のピークは、28歳までで、その頃は、一周期毎の妊娠する確率は30%ほどですが、その後は徐々に低下し、30歳では25%になります。35歳になるとそれが18%になります。これに、妊娠が継続する確率まで考えると35歳になると10%まで低下すると言う話もあります。

 

鑑定で子供が持てるでしょうか?と問いかけてくる人の年齢は平均して35歳くらいです。

 

つまり、ベストの状態の半分の妊娠率になってからです。

 

インド占星術には、出産可能性を見る技法がありますが、それで見て子供が十分持てるだろうと言う形になっていても、それは28歳までに子作りを考えた場合のことで、実際の現段階における年齢を考慮に入れると、難しいかなと感じることも多いです。

 

ですから、子供を持つ人生が送りたいなら、結婚する平均年齢が上がってきても、人間の身体はそんなに変わっていないので、妊娠し、それを安定的に保持して、出産まで辿り着くためには、母体の年齢というのが大きく影響すると言うことを、もっと正確に知って、その上で人生設計を考えると良いのになと思います。

 

もちろん、中医学的には、生理不順の方や、不妊症の方に対して、漢方薬を処方して、正しい生理周期になるように整えることで、妊活の手助けをする方法はたくさんあります。

 

まずは、妊活するにあたって、自分はどのような条件にあるのかの正しい理解をすることが大切だと思います。

 

次回は、正しい基礎体温のあり方、生理のあり方について書いてみたいと思っています。