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赤ちゃんの自然を失わせない子育て

 

生まれたての赤ちゃんは、固まっているところがない自然な状態です。

 

普通の人間は、身体を固めることによって、色々な動きができるようになる形になりやすいですが、本当は身体はなるべく固めない方が良いわけです。

 

 

 

人間の才能と言うものは、潰さなければ優れたままなのに、どんどん才能を潰していくから、成長するに従って普通の人になってしまうという仕組みがあります。

 

子供の運動能力は、足裏の発達と関連性があることが知られてきているので、裸足で子供を遊ばせる環境があると良いと思います。

 

イチローの父は、練習が終わって寝ているイチローの足の裏をマッサージしていたそうです。

 

砂場で遊ばせる、裸足で海岸を走り回らせる、芝生を裸足で遊ばせる。

 

家でも寒くないときには、裸足で過ごさせる。

 

靴や靴下がなくても、寒くて身体を固めなくても済む季節に、裸足で遊ばせることは大事かもしれません。

 

 

 

赤ちゃんの場合も、最低限の身体しか固めない形で、どうやって寝返りをうったり、立ったりしていくかと言うのが、未来の運動能力を決めていくのですが、身体を固めても良いから、早く寝返りをうったり、立ったりするのを親が喜ぶという形で、目先の間違った誘導をしてしまいがちです。

 

余分なところまで固めても良いから早くできるようにと言うことではなく、生まれたての身体の生き物としての自然をなるべく壊さずに寄り添うのが一番だと言うことです。

 

物化した親の手に抱かれると、赤ちゃんも物化するのが早くなってしまいます。

 

親が、生き物らしい身体の使い方で、赤ちゃんの自然に寄り添う子育てが、大切だったのだなとこの歳になってから気づかされる今日この頃です。