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ラージャ・ヨーガ的な赤ちゃんの合理的な抱き方

 

赤ちゃんを抱くときには、赤ちゃんの生き物としての反応に自然と追従して寄り添うことが大事だそうです。

 

大人の身体が緊張していると、抱かれている赤ちゃんも、心地よくないから、ぐずったり暴れたりすることにも繋がります。

 

 

 

子供の体重を、肩で受けとめないで、胸と二の腕の内側、上腕の内側の3点で保持して、腕の2点にかかる体重は、肩甲骨で受けとめて、肩甲骨が下に沈む形で受けとめれば、身体を固めずに包み込むことができます。

 

その時、肘と腋の下を落とす形にして、手首から掌にかけてはバランスを取るためだけに使えば、子供も一番気持ちの良いところにすっぽりと入って、気持ちよく抱かれることができるし、自然と親の心拍に近いところにすっぽり嵌まって、そこでまた安心できます。

 

手首で体重を支えたら、親も手首が腱鞘炎になったりして大変だし、子供も安らげません。

 

自分の子育ての時のことを振り返って、反省することしきりです。

 

 

 

肩が沈めば、子供は沈んだ腕と胸の中に収まるのに、沈まないと収まらなくて、うっかりすると転げ落ちたりする危険性があるから、親は抱く腕をますます固めてしまうことになります。

 

赤ちゃんの動きを、押さえつけるのではなくて、その動きに合わせて、自分の身体を動かしていけば良いのですが、それはかなり難しいことかもしれません。

 

ただ、力で道具のように固定されれば、子供は気持ちよくないから、居心地が悪くて暴れるという悪循環になってしまうということは明らかなことです。

 

そのためには、腕だけで抱くのではなくて、身体全体で動いて、身体の中心で赤ちゃんを受けとめて包み込むと言うことを心がけてみると良さそうです。

 

とは言っても、言うは易く行うは難しなんですけれどね。