· 

成長するために、家族を作りましょう!!

 

マンデーン占星術(社会占星術)では、7室は敵国のハウス、戦争のハウスです。

 

そして、個人のチャートでは、7室は結婚・配偶者のハウスです。

 

ラオ先生は、結婚とは、敵と同じ屋根の下で生活することと仰っています。

 

え~? マジ~?と思う人もいるかもしれませんが、

 

違う価値観の人間と生活を共にすることで、自分一人だけではできない成長をすると言うことだと思います。

 

 

 

今、若い人たちがなかなか結婚できないのは、自分の幸せのために結婚すると考えていることもあるかと思います。

 

自分が人を幸せにするために結婚すると言う形もあると思います。

 

支える誰かがいれば、人間は一人でいるときよりも頑張ることができます。

 

 

 

昔は、老い病み死んでいく時に、人間らしく死んでいくために結婚して子をもうけ親族を形成すると言う仕組みがありました。

 

子供世代、若い世代から、人生中盤の世代、年老いたり病などで弱っていく世代のすべてが含まれる親族というものがあって、それが弱者も含めて支えていく共同体として機能していました。

 

 

 

今は単身の高齢弱者を福祉が支える仕組みができていますので、ある程度フォローされていますが、昔は、親族が弱者も含めて支えあう機能を担っていました。

 

そして、その中で当たり前に結婚して子孫を残し、親族を支える立場で生きることによって、人間は我を抑えて人と協調することを覚え、子育てをしながら親の有り難さを初めて本当に実感し、成長することができました。

 

 

 

独身でいた方が、気楽に楽しく生きていけるよねという生き方は、個人の楽しみだけを重視するならありかと思いますが、人間の成長や魂の成長の観点から言うと、折角のチャンスを失っていることにも繋がるのかなと思います。

 

 

 

テーラワーダ仏教協会のスマナサーラ長老は、『最良の選択』の中でこう仰っています。

 

素晴らしい人を見つけなければ幸せな結婚ができないのではなく、結婚する相手と素晴らしい家庭を築いていけば幸せになるのです。

 

もっと良い人が現れるんじゃないかとか二の足を踏んでいないで、一歩を踏み出してみませんか?

 

子育てをすれば、立派な仕事をして若い人を育てると言う特別なことをしなくても、育ててもらった恩を返すことができるし、何より子供が親を育ててくれます。

 

今、占星術で色々な人の悩みに寄り添うことができるのは、家族が私を育ててくれたからだと思っています。