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噛み砕かずに途方に暮れなさい

 

 

このところラージャ・ヨーガに熱心に取り組んでいるせいもあって、今まで当たり前にできたことができずに途方に暮れることが良くあります。

 

心は落ち着いていて比較的良い状態なのですが、占星術の研究も今までの勢いでは進んでいきません。

 

今までは、気合いを入れて、身体を固めて頑張ってきたのですから、身体を緩めていく過程では、そういうやり方ができなくなっていくのは当然なんですけど、どうしたもんだかと思うことも多いです。

 

先生から言われたことを、良く噛み砕いて自分のものにしようとする形で学んで来ましたが、噛み砕いてしまったらそのままを受け取ることができなくなるので、噛み砕かずに途方に暮れる中で進んでいくしかないそうです。

 

 

 

ラージャ・ヨーガの先生は言っていました。

 

修行をしていく過程では、今までより深い意識に入ることによって、浅い意識でできていたことができなくなることは良くあります。

 

できなくなったら、「深い意識に入ったんだから、ここでもう一遍、その深い意識の中で明確な意識と強い意志を使えるように努力するのが、今の自分の修行の課題なんだな」と思って、その意識の中でも明晰な思考ができるようになるためにはどうしたら良いのかを探していけば良い。

 

 

 

輪廻転生において、間違わずに良い世界へ転生していくためには、死んで脳がなくなって、超深い意識だけが残った時に、その超深い意識が色々な惑わすビジョンをきちんと意識で排除して、輪廻転生の正しい道に飛び込めるように判断できるようになる必要があって、そうなって初めて輪廻転生がコントロールできると言う形になると言うことだそうです。

 

死後、どういうビジョンが現れて、惑わしてくるか、その中でどの世界を選んだら良いのかと言うことのヒントが、『チベットの死者の書』川崎信定著に書いてあります。興味のある方は、読んでみてください。

 

 

 

深い深~い意識の中で、使える能力だけが、死後四十九日の中で使えるものになると言うことです。

 

そのレベルは、あまりに果てしない先で、到底今生で到達できる世界ではありませんけど、少しでも良い転生ができるように今の自分にできる努力はしていきたいものだと思っています。